「ラ・フランス」は山形県が全国生産量の約８割を占める、山形県を代表する果物です。
西洋梨は色や形がふぞろいで、決して見栄えが良い果物とは言えません。
ところが、食べてみると驚くほど上品でとろけるような舌触りと、果汁したたる上質な肉質に驚かれます。
「ラ・フランス」は収穫後すぐに低温貯蔵庫に入れられ呼吸作用を抑制します。これを「予冷」といいます。
それを常温に戻すと、一斉に呼吸しデンプンを糖分に変化していきます。これを「追熟」といいます。
この「予冷」と「追熟」を利用して、約2週間後が食べ頃になる特別な果物です。
「追熟」を遅らせる方法は涼しい部屋や冷蔵庫の野菜室での保存ですと、緩やかに「追熟」が行われるとされています。
逆に「追熟」を早める方法はりんごと一緒にビニール袋に入れたり、暖かい部屋に置いておくと「追熟」が早まり早く熟します。